パソコンを使っていくうちにたまったファイル。書き溜めた文章や仕事で使うデータ等
気づけば消えたら困るファイルが沢山つくられているかと思います。
現代はデータで管理するものも多いので、消えてしまうと復旧が難しく
永久消滅してしまう可能性もあります。
ここでは、初心者に適切なデータバックアップの取得方法と機器を紹介します。
目次
バックアップの前提
本記事ではバックアップを取得したいファイルの前提を以下のとおり定義します。
・エクセルファイル・PDFファイルなど「日常的に更新をするデータ」が中心
・サイズは1GB程度
・消えると非常に困るファイルがたくさん入っている
バックアップのオススメ機器
USBメモリを使用する
バックアップ頻度目安:毎日
データ保存期間目安:1ヶ月
小型で取り回しも良いUSBメモリは定期的なデータ保存に最適です。
ですが、デメリットとして大容量のファイル保管が難しいということがあげられます。
2019年現在でも最大容量は128GBほどです。
後述の外付けHDDが1TB以上が基準となりつつある状況ですので(1TB=1000GB)
USBメモリのバックアップは「頻度を高く、保管時期を短く」を基準に
使用していただければと思います。
USBメモリはキャップ紛失が非常に多いので、キャップつきだと安心です、
キャップ紛失が気になる方はスライド式もオススメですが、パソコンの形状との相性によっては
USBポートに適合しない可能性があるのでご注意ください。
(私が以前使用していたノートPCではスライドした部分が突っかかってしまい、入りませんでした)
外付けHDDを使用する
バックアップ頻度:毎週1回
データ保存期間:半年~1年
USBメモリより高価になりますが、その分大容量の保管が可能になるのが
外付けHDDです。1TBが以上が基準となり、また、低容量のものですと
ポータブルタイプもあり、USBよりは大きくなりますが、持ち運びもできますので
室内・室外のちょっとした移動の際等取り回しがよいかと思います。
・ポータブルタイプ
・据え置きタイプ
2.0TB(2000GB)ありますので、容量が空いた場合は写真や動画などの
バックアップ先としても活用してください。
ディスクを使用する(ディスクドライブがある場合のみ)
バックアップ頻度:毎月1回
データ保存期間:半永久(ディスクの追加書き込みなし)
使用しているパソコンにどのようなディスクドライブがあるか否かで対応できるかどうか大きく変わりますが
長期的な保管には経年劣化のしにくいディスクが最適です。
容量の大きいブルーレイディスクを使用した際はコストが跳ね上がりますので
入れたいデータの容量にあわせて選択してください。
※ディスクについて
データバックアップの際は、DVD-RWもしくはBD-RWを推奨します。
DVD-RW:約4.7GBのデータ保存が可能
BD-RW:約25GBのデータ保存が可能
「RW」と書かれている規格は、「繰返しの書き込み可能」を意味します。
「R」の規格は1回のみの書き込み規格となりますので、同じディスクを使いまわしたい場合は
「RW」を選択してください。
・DVD-RW
・BD-RW
オススメのバックアップ運用ルール
バックアップを実施するにあたり、オススメの運用ルールを
説明いたします。
基本ルール
USBへバックアップ:毎日
⇒外付けHDDへバックアップ:毎週
⇒ディスクへバックアップ:毎月
バックアップが取りやすい媒体から頻度を高めて
取得していくのがオススメです。
バックアップの考え方の一つとして、「分散化」が重要となります。
複数の媒体を使用し、消失リスクに備えます。
まとめ
ここでは、日常的なバックアップの取得方法について記載しました。
本記事の執筆のきっかけは、自営業を営む父からパソコンで業務データを管理する際
故障に備えた対策は無いか、という問合せがあったことです。
中上級者向けになればバッチファイルの作成やタスクスケジューラ実行での
バックアップ取得も可能ですが、準備が煩雑となるため
初心者向けとしてデバイス媒体を使用した方法を紹介しました。
本項はデータであればどのようなものにも応用可能ですので
バックアップでお困りの際は是非お役立てください。
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