Simon SteinbergerによるPixabayからの画像
来る2020年1月14日にWindows7のサポートが終了します。
Microsoftを始めとし、家電量販店などでも再三アナウンスがされてますのでご存知の方も多いかと思いますが
実際にWindows7のサポートが終了するとどのようなデメリットがあるのでしょうか。
ここでは、Windows7のサポート終了後のデメリットと対応策について記載します。
※2020.01.09重要事項追記
サポート終了直前の更新ですみませんが、大事なことを書き忘れてました。
ダウングレード権を行使したPCをサポート終了後も使用してしまうとライセンス違反となる可能性があります。
以下にMicrosoftが発信をしている案内文を引用します。
Windows 10 Pro のダウングレード権により、Windows 7 ProfessionalまたはWindows8.1 Proがプレインストールされたデバイスを利用の場合、Windows 7 Professional, Windows 8.1 Proのサポートを提供している期間に限り利用が認められます。サポート期間が終了後は、デバイスにライセンスされているWindows 10 Proに置き換えてご利用いただくことが必要となります。サポート期間終了後に引き続きWindows 7 Professional,Windows 8.1 Proをご利用希望される際には、Microsoftボリュームライセンスを通じて、ライセンスを別途取得いただく必要がございます。ただし、サポート期間終了後の利用に関しては、セキュリティ更新を含めた品質更新プログラムの提供が終了していることから、まったくお勧めすることができません。サポート期間終了までに、Windows 10 Proへの移行をお願い申し上げます。
対象となるPCはWindows 7 ProまたはWindows 8.1 Proです。
一般家庭で使用されているWindows 7 or 8,1 Homeは対象外となっておりますので、当サイトの本記事を参照の方はあまり該当しないかと思いますが
自分がどのOSを使用しているか不明な場合は確認をお願いします。
確認方法は下記の通りです。
※画面はWindows7
デスクトップ左下のスタートメニュー(窓のボタン)→コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム→下記画像の赤枠内を確認
私のPCの場合Proなので「Windows 7 Professional」と記載されています
以上追記終了
目次
Windows7のサポート終了について
サポートが終了するとどうなる?
2020年1月14日にMicrosoftによるWindows7のサポートが終了します。
ここでいうサポート終了とは「開発元であるMicrosoftがセキュリティやバグについて責任を担保しなくなる」事を指します。
サポートが終了すると発生するデメリットは下記の通りです。
・更新プログラムが配布されずセキュリティに脆弱性が発生する
・バグ等が修正されない
・技術サポートなどのサービスが受けられない
一つ一つ説明します。
・更新プログラムが配布されずセキュリティに脆弱性が発生する
脆弱性(ぜいじゃくせい)とは簡単に言えばセキュリティ上問題のある欠陥・弱点のことです。
脆弱性が発生すると、その隙を狙おうと悪い人たちが大挙して攻めてきます。
その結果、ウィルスやスパイウェアなどパソコン使用に著しい支障を生む
プログラムに感染しやすくなります。
・バグなどが修正されない
2020年1月14日までは更新プログラムが配布されますが、更新プログラムの中には
デグレ(機能を向上するために作ったものが違う悪影響を引き起こす)を
発生させることがあります。
デグレが発生したプログラムはまた別のプログラムで改修されることが多いですが
サポート終了後は改修が行われませんので、発生したバグやデグレは
そのままとなり、ケースによってはパソコンの使用に支障がでる可能性があります。
・技術サポートなどのサービスが受けられない
Microsoftが提供しているサポート(インターネットや電話など)がWindows7に対応しなくなります。
つまり、何かあった場合でも自己責任、ということになります。
また、勘違いしやすい部分ですが、サポートが終了してもWindows7パソコン自体が
使えなくなるということではありません。
あくまで「サポートが終了する」ということです。
(あまり多いケースではありませんが、エクセルやワードで資料を作るだけ。オフライン環境でゲームをするだけ、等現在の環境から変化させず、またインターネットに全くつながないという条件であれば、そのまま使用をしてもあまり大きなリスクはないと思います)
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サポート終了後の対応策について
方法①:(推奨)Windows10搭載のパソコンを購入する
もっとも推奨する方法です。Windows10搭載パソコンであれば
サポート体制が整っており、また現在のWindowsでは主要OSとなります。
パソコン購入を検討している場合はこちらの記事も参照してください。
(購入以外にもアップグレードという方法もありますが
初心者向けではないため割愛します)
※2020.01.12追記
本記事ではWindows10へ切り替える手段としては「購入」のみをオススメしています。
別途アップグレードという手段もありますが、下記2点の理由からオススメしません。
理由①:購入数年以上たったPCは交換した方が良い
今時点でWindows7を使用している人は、恐らく使用期間が数年は経っていると思われます。
(それより新しい場合はWindows10が出回っているためです)
パソコンの耐使用年数は比較的安価になった現在では3年ほどと言われていますので
無理にひと世代前のパソコンをアップグレードして使うより
上記記事でも紹介していますが、6~7万ほどで買えますので
新しいパソコンを購入したほうがメリットが多いです。
理由②:初心者向けでない
メーカー含め他サイトさんでもアップデートを推奨していますが
はっきり言って初心者の方には難解ですw
説明が難解ではなく、そもそもの手順がわかりづらいです。
失敗のリスクもありますので、セルフリカバーが難しい初心者の方は
購入をオススメします。
方法②:ネット接続しない環境でWindows7パソコンを使用する
費用面や使いやすさなどで現在のパソコンをどうしても使用したい場合は、
上記にも挙げましたが、下記の条件を満たしていればとりあえず使用してもよいかと思います。
(ただし、オススメできる方法ではありませんので、使用し続けたことにより発生したトラブルの責任は当サイトでは負えませんのでご了承ください)
●使用条件
・インターネットに接続しないこと
・サポートが必要となる可能性のある行為をしないこと
(例:新しいソフトのインストール等→理由・パソコンの環境が変わるため)
エクセルやワードでの資料作成、オフラインゲームなどを楽しむくらいであれば
とりあえずは使用できるかな、と思います。
まとめ
ここでは、Windows7のサポート終了について説明しました。
残り1か月と迫っており、また年末の駆け込み需要がかさなりますので
買い替えを検討している方はお早目の対応をおすすめします。
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